もう二か月ほど前のことになりますが・・・。
東京・山谷にある「グリーフケアライブラリー ひこばえ」さんへお伺いさせていただきました。
「グリーフ」とは、喪失体験に伴う様々な感情のことを指します。(グリーフについては、また次回のブログにて詳しくお話します。)
「グリーフケアライブラリー ひこばえ」さんは、グリーフを経験した方が心を癒やしにくる場所であったり、グリーフとはどのようなものなのか学ぶ場所でもあったり・・・。
代表を務めるのは、20年前、大阪・池田小の事件で娘さんを亡くされた本郷由美子さん。
数年前にボランティア先で初めてご挨拶させていただいたことはありましたが、久しぶりの再会で感動してしまいました。
すべてを優しく包み込んでくださる雰囲気で、お会いするだけで癒されてしまいます。
また、こちらの施設は光照院というお寺の中にあり、光照院の住職、吉水さんと二瓶さん、そしてスタッフの女性もいらっしゃり、みなさんの穏やかな笑顔を見た瞬間から癒やされている自分がいました。
セルフケアができていなかったのもあり、お部屋に入ってまずはその雰囲気を味わいました。
絵本のお部屋。グリーフに関わるたくさんの絵本や単行本。かわいいぬいぐるみたちにも癒されます~。
セルフケアのお部屋。
人をダメにする?クッションや人型のクッション、おもちゃやカードなど、自由に楽しめるスペースになっていました。
今自分が行っている活動を本当にこのまま続けていいのか、どこに向かっていくのか、身近な人の理解が得られない部分もあり、ずっとモヤモヤしていました。
でもこの空間の中で様々な方の想いが詰まった絵本に触れていくうちに、モヤモヤが少しずつ晴れていくような気がしました。
正解はない、失敗もない。自分が思う道をいけばいいんだよ、大丈夫だよ。と語りかけてくれるようで、涙があふれました。
つらい過去が消えることはないけれど、それにどう向き合っていくかは自分で決めればいい。
そんな風に、私は受け取りました。
心が浄化され、雨上がりの晴れた空を見ながら歩き出したら、明るい気持ちでいっぱいになりました。
本当に、ありがとうございました。
私の心のお守りのような場所になりそうです。
ぜひ、興味のある方は一度行ってみてはいかがしょうか?
何もしなくていいんだよ、ただそこにいるだけでいいんだよ、と語りかけてくれる空間です。
【施設詳細】
グリーフケアライブラリー「ひこばえ」
住所:東京都台東区清川1-8-11 光照院
こども極楽堂2F
会館時間:毎週日曜日 午後1時~5時
入場:無料
問い合わせ: shitamachigrief@gmail.com